睡眠障害には様々な原因があると思います。
睡眠薬を止めても睡眠をとれるようにするには、原因を除去する事が必要です。
この原因の処置を行わず、睡眠を求めて医者へ走ると睡眠薬の餌食になります。
その状態で睡眠薬の服用を止めたいと言っても、原因が改善されていなければ、睡眠薬を止めたらまた眠れなくなるだけです。
原因を追究する
睡眠薬を止めるには、何よりもその原因を改善する事が必要です。
生活習慣
知らず知らずのうちに睡眠に悪影響を与える生活をしているかもしれません。
・就寝前にこってりした夕食を摂っていませんか?
・夕方以降にカフェインを摂っていませんか?
・就寝時間が毎日バラバラだったり、起床時間が毎日バラバラな、不規則な生活はしていませんか?
・就寝直前までスマホ画面を凝視していませんか?
・起床後から夜まで、日光に当たらない生活が続いていませんか?
・昼寝が長過ぎませんか?
・寝酒を飲んでいませんか?
こちらの記事も参考にしてください。
参考記事:絶対熟睡できる生活スタイルはこれ!
自由に生活してきた人にとっては、あれダメこれダメってちょっと息苦しいなあと思うかもしれません。
しかし、規則正しい生活は睡眠以外にも重要ですし、守れば結構爽やかに毎日が過ごせます。
睡眠環境
睡眠環境は適切ですか?
・マットレスがへこみ過ぎる。
・枕が合わない。
・周りが騒がしい。
・眩しい。
・暑過ぎる。
・寒過ぎる。
環境要因で思い当たるものは、解決可能な内容です。
ちょっとお金は掛かりますが、お金で解決できるのであれば安いものです。
ストレス
ストレスは悩みと読み替えても良いでしょう。
対処法は、「ストレスの原因を無くす事」と、「ストレスに強くなる事」です。
■ ストレスの原因を無くす
ストレスの原因は現代の生活を送る上では容易に無くす事はできません。
ただ、睡眠に影響が出るほどの大きなストレスが続く場合には、思い切った行動でストレスを無くす事も考える必要があります。
例えば、ストレスの原因が仕事だとすれば、転職する。
仕事の為に生きているのではなく、自分の為に生きるのです。
仕事で命をすり減らしていては、全く意味がありませんから。
ただ、例えば仕事を変わる事でストレスから逃れる事ができても、新しい職場でまたストレスを感じるかもしれません。
そうであれば、ただキャリアを捨ててしまっただけになります。
転職を選択する時には、収入は落ちるが内容的に責任の軽い職へ移るなど、しっかりと考える必要があります。
■ ストレスに強くなる
同じ事柄でも人によってストレスを感じたり、ストレスと感じなかったりする人がいます。
ストレスは自身が成長する為の乗り越えるべき壁と考える事ができる人は、前向きに取り組みその障壁を乗り越え、ストレスがストレスと感じなくなるでしょう。
また、心を鍛える事も重要です。
誰しもが強い心を持っている訳ではありませんが、心のコントロールができる人は居ます。
自身で瞑想やメンタルケアができる人です。
知らず知らずのうちにその方法を身に付けていたのか、誰かに学んだのか。
今までストレスと感じていた事が、心の中から無くなり晴れてゆけば、間違いなく睡眠に対してプラスになります。
加齢
加齢が原因の睡眠障害は、何ともなりません・・・。
まず重要なのは、睡眠に対して不利になる事はしない事。
肉体も精神も、年齢が上がれば維持するだけでも努力が必要です。
これまでは何もせずに眠れたかもしれませんが、睡眠環境を整える少しの努力をしましょう。
また、加齢が原因の睡眠障害は、睡眠薬に頼らずともサプリメントを継続摂取する事で十分対応できると思います。
全く原因不明
全く原因不明だけど、睡眠障害に陥っている人も居ると思います。
睡眠は生活リズムが重要なので、先ずは生活リズムを整える様にしましょう。
生活リズムに合わせて、夜にしっかり落ち着く事ができる様に、気持ちのリズムも大切です。
この生活リズムと気持ちのリズムが整えば、脳もそのリズムで睡眠できるような流れを起こします。
気持ちのリズムを整える事ができる様に、瞑想やメンタルケアの方法を学びましょう。
医者の功罪
医者に寝付けないと駆け込めば、睡眠障害の程度によらず薬を処方してもらう事ができます。
でも、医者だって薬を処方する事がベストの解決策だと思っている訳ではありません。
医者は助けを乞うあなたに対し、何とか手を差し伸べる方法として薬を処方しているだけなのです。
悩んでいる人に対して何も無しで、アドバイスだけで帰す事もできませんから。
なので、
「医者が薬を処方してくれたから、睡眠障害は薬に頼るのが正解」
と思ってしまうのは間違いです。
例え医者が睡眠薬を処方してくれても、毎日飲み服用し続ける必要はありません。
あくまでも、自分の睡眠力を上げる為の努力を、肩肘張らずに続ける様にしましょう。