今の時代に生きている中で、ストレスや緊張は避けられません。
ストレスは発散する事ばかりが取り上げられていますが、私が重要と思う事は「打ち勝つ心」を養う事です。
小さな事でくよくよしたり、怒られた事をいつまでも気にしてしまったり。
「性格だから。」で片付けるのではなく、それに打ち勝つ心を身に付ける少しの努力をしてみましょう。
心が強くなれば睡眠改善に大きく役立ちますし、実生活でも間違いなく役立ちます。
瞑想
以前の記事に取り上げた「瞑想」は、一番簡単にできる方法です。
1日10分時間を取って瞑想するだけです。
寝る前に布団の中で瞑想するのも良いでしょう。
そのまま寝てしまえたら御の字です。
関連記事:瞑想は睡眠にも効果的です!
メンタルトレーニング
横文字で難しそうですが、何ら難しい事はありません。
目的は、ゆったりとくつろぐ事ができるようになる事です。
どんなにストレスの状態にあっても、くつろぐ事ができる方法を身に付ける。
「ストレスが掛かっているのにくつろげる訳ないじゃないか。」
と思うかもしれませんが、ストレスを感じている時こそリラックスできる能力が必要です。
大きな問題を抱えている時にこそ気持ちをコントロールし、ゆったりとくつろぎます。
ゆったりとくつろぐことが出来れば、心の奥の不動心を感じ取る事ができる様になります。
その状態を作り出す事ができれば、不安や恐怖が消え、潜在意識が語りかけてくれるようになります。
大きな仕事をして大きなストレスを負っている人こそ、心の声と対話し解決策を見出しているのです。
くつろぎを得る方法
椅子に座ってもいいですし、胡坐をかいても良いでしょう。
自分が一番くつろげる姿勢を取ってください。
眼鏡や時計などの身に付けている物を外し、ベルトなど締め付けている物を緩めます。
可能であれば、騒音など入らない静かな場所で行います。
軽く目を閉じて、くつろぎの練習を開始します。
練習開始
足と腕の筋肉に力を込めて一気に抜き、筋肉をゆったりとさせます。
肩、腕、足、顔面、腹筋など、部位ごとに意識を集中し、力みがあればほぐします。
その後、口からお腹の空気を全て吐き出し、一寸息を止めます。
腹式呼吸で鼻から息を十分に吸い込み、十分に吸ったところでまた一寸息を止めます。
そして、ゆっくりとお腹をへこませながら口から全ての息を吐き切ったところで、また一寸息を止めます。
これを5回程繰り返し、繰り返しながら心を落ち着けてゆきます。
リラックスのイメージ
その後は通常の呼吸に戻りますが、同時に自分が今までで一番リラックスした場面をイメージします。
山の小川のせせらぎ、芝生に座ってくつろいでいる、心地よい音楽を聴いている、お風呂に入っているなど。
10分ほど継続して、心も体もゆったりとした状態になります。
練習が終わる時は、ゆったりした状態から急に止めて行動すると、くらくらする事があります。
終了する時は、先ずは10数えて意識をはっきりさせて、それから目を開けて立ち上がる様にしましょう。
慣れてくると、1分ほどでゆったりとした状態を作り上げる事が出来るようになるでしょう。
自分でゆったりとした状態を作り出す事ができれば、ストレスを感じた時でもコントロールできるようになります。
プラス思考を身に付ける
ストレスにやられる人は、マイナス思考の人が多いと思います。
前向きな人と後ろ向きな人の違いは、
「過去の体験の良かった部分を思い出して、将来の良い事を思い浮かべる。」
と考えるか、もしくは、
「過去の体験の悪かった部分を思い出し、将来の悪い事を思い浮かべる。」
と考えるかの違いです。
プラス思考で考えたいけど、どうしても悪い事が頭に浮かんでくる。
こんな人も居ると思います。
どうしても過去の悪い事を思い出して、悪い将来を予測してしまう人でも、ゆったりと深くくつろぐ事ができる様になれば、不安や恐怖は消えます。
なので、毎日上の様なゆったりとくつろぎ、潜在意識の語り掛けを感じる事ができる様なトレーニングを続けましょう。
その上でプラス思考の考え方を身に付ける事ができれば、いつの間にかストレスと思っていた事が受け流せるようになっている事でしょう。
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