レム睡眠の存在価値とノンレム睡眠に劣らない重要性

レム睡眠って、浅い眠りの睡眠でしょ?

不要じゃん。

って考えは、ちょっと違います。

レム睡眠にはレム睡眠のしっかりとした役割があるのです。

レム睡眠の役割

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簡単に言えば、レム睡眠は「メンタルの修復」です。

レム睡眠時には脳は、脳幹、大脳辺縁系の海馬や偏桃体など、感情や記憶をコントロールする部分が、起きている時と同じくらい活動します。

このレム睡眠の時に起きている間に起こった感情的な内容を整理したり、記憶の調整をしたりと、脳が神経細胞のネットワークを組み替えているのです。

おかしな夢を見る理由

夢を見るのも、この感情的な内容を整理している途中段階ではないかとも言われています。

夢と言うのは急に話が飛んだり、普段あり得ない内容だったりしますが、それを「変な夢だったなあ。」と思うのは目が覚めた後です。

これはレム睡眠の最中には、脳の中でも感情や記憶に関わる部分しか動いておらず、判断力などを司る部分は活動していない為です。

金縛りもレム睡眠の副産物

ちなみに、レム睡眠時に脳の覚醒度が上がると金縛り状態になります。

私も昔金縛りに掛かった事がありますが、声を出したくても声が出ない。

意識がはっきりしているけど、体は動かす事が出来ない。

最初は霊的な物かとビビりましたが、よく考え直すと「脳が起きてるけど体は寝ている状態だったんだな。」と分かりました。

本当に目が覚めている時とは全く違いますからね。

ノンレム睡眠の役割

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ノンレム睡眠で特に眠りの深い徐派睡眠の役割は、脳と体の修復です。

ノンレム睡眠でも眠りが浅い段階であれば、十分に修復機能が発揮されません。

眠りが浅く疲れがとり切れていないと感じるのは、この様な徐派睡眠の割合が少ない場合です。


一連の説明からもわかると思いますが、レム睡眠とノンレム睡眠とでは役割が全く異なります

という事は、「レム睡眠」と「浅いノンレム睡眠」は別物です。

良い睡眠とは、ノンレム睡眠時には深い睡眠であり、更にしっかりとノンレム睡眠もとる事が出来る睡眠を言います。

レム睡眠発生時間

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レム睡眠は睡眠の後半で多く発生します。

逆に言えば、ノンレム睡眠は睡眠の前半で多く発生します。

即ちざっくり言えば、入眠後1~3時間はノンレム睡眠の割合が高く、3時間以降はレム睡眠の割合が高くなります

睡眠時間が短い場合には、後半に多く出てくるレム睡眠の時間が削られる事になります。

睡眠不足でイライラしたり情緒不安定になるのはそのせいでもあるのです。

レム睡眠も体が必要とする睡眠

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徹夜した時を考えてみます。

徹夜の後は本当にぐっすりと眠る事ができます。

心底気持ちの良い眠りになるでしょう。

その翌日の睡眠はどの様な睡眠かと言うと、レム睡眠が非常に少なく、ノンレム睡眠の割合が多い睡眠となります。

いい事じゃん。

確かに、脳や体の疲れを取る効果は十分に有ったと思いますが、逆にメンタルを休めるレム睡眠が不十分なのです。

という事で、その翌日の睡眠では何が起こるかと言うと、レム睡眠の割合が多くなり、ノンレム睡眠の割合が減るのです。

となると、ノンレム睡眠の割合が減るので、また休息不足な気がする状態になります。

正常な状態へ戻るまでには、3日程度掛かってしまうでしょう。

体が自然にレム睡眠とノンレム睡眠の時間を調整し、バランスよく肉体と脳とメンタルの修繕や調整を行っている事が分かります。

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