睡眠で分泌される成長ホルモンの役割

睡眠時に成長ホルモンが分泌される」と言うのは最近浸透している話だと思います。

しかし、成長ホルモンって何となく重要だと理解していても、具体的にどのように重要なのかを理解している人は少ないのではないでしょうか?

成長ホルモンの役割

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成長ホルモンはその名の通り、人の成長に影響を与える重要なホルモンです。

幼児期には骨を伸長させる役割がありますし、幼少期から成人以降も骨を強くしたり、たんぱく質の合成を促進させる事で筋肉を成長させる働きがあります。


「寝る子は育つ」は、脳の観点からも体の観点からも、経験則ではなく理論的な言い伝えです。


代謝促進の役割もあります。

たんぱく質の代謝を促進させる事で筋肉の成長に関与したり、脂肪の代謝を促進する事で体脂肪の分解を促したりします。

また、カルシウム濃度などを一定に保ったり、肌の状態を保ったり、血糖値を一定に保つ働きなどもあります。


丈夫な体を作る、体を維持する事が成長ホルモンの役割です。

成長ホルモンが不足する事での弊害

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成長ホルモンが不足する事で、当然上に挙げた働きが悪くなります。

小児期に分泌が少ないと、低身長症になってしまいます。

大人でも分泌が減る事で骨が弱くなったり、筋肉が衰える症状が起こります。

その他にも、中性脂肪も付きやすくなり、LDL-コレステロール(悪玉コレステロール)が増加し、HDL-コレステロール(善玉コレステロール)が減少する他、皮膚がカサカサになったりもします。

特に年齢を重ねるに連れ成長ホルモンの分泌は減ってゆきますので、注意が必要です。

成長ホルモンの分泌について

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成長ホルモンは就寝以降3時間の徐派睡眠の段階で多く分泌されます。

睡眠の質が悪く徐派睡眠の割合が少ない場合には、成長ホルモンの分泌も少なくなります。

私も中学生の頃夜更かし気味だったし、電気付けたまま寝てたりしたので、睡眠の質が悪くなり身長が伸びなかったのかな?と思ったりしています。

生活リズムを一定にし、就寝前にはゆっくり休める環境を整えて、深い睡眠が取れる様に心掛けましょう。

関連記事:絶対熟睡できる生活スタイルはこれ!

年齢と分泌量

加齢により成長ホルモンの分泌量は減ってゆきます。

睡眠の質が下がり徐派睡眠の割合が少なくなるのに、更に成長ホルモンの分泌量自体も減ってしまうとは!

歳をとるという事は辛いものです。

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ノボ ノルディスクのサイトより引用させていただきました。)

この様に、20歳前に分泌量のピークを迎えてからは、一気に下降線を描きます。

努力しても分泌量に歯止めをかける事は出来ませんので、現実を受け入れながらも睡眠の質を上げ、徐派睡眠の割合を増やす事しかありません。

上に紹介した関連記事を読んで、睡眠の質改善に取り組んでください。

睡眠のゴールデンタイムは無関係だが寝ておこう!

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いわゆるゴールデンタイムと言う言葉を聞いた事もあるかもしれませんが、22時~翌2時頃の時間帯が一番成長ホルモンが分泌される時間という説明です。

実は何時に睡眠をとるかは関係なく、睡眠後~3時間以内の徐派睡眠(ノンレム睡眠で一番深い眠りの段階)の時に成長ホルモンは分泌されます。

絶対ゴールデンタイムに寝ていなければならないと言う訳ではありません。

しかし、十分な睡眠時間を確保するのであれば、22時や23時に睡眠をとる事が理想ですし、睡眠のリズムが毎日バラバラだと深い眠りの段階(徐派睡眠)に入り辛くなります。

よって、結論としてはゴールデンタイムの時間帯は睡眠をとっておいた方が良いとの結論になります。

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