昨日滅多に見ないLINEニュースを何気なく見ていたら、今更感の強いニュースが入っていました。
「6時間未満の睡眠が4割、仕事・家事が妨げに」と言うタイトルです。
厚生労働省の発表を記事にしたと思うのですが、事実のみを伝える内容でした。
発表の内容
発表の内容は次の通りです。
厚生労働省が発表した2015年の国民健康・栄養調査によると、6時間以下睡眠の人の割合が2003年の調査依頼最多の約4割に達した。
睡眠時間が確保できない理由は、男性は仕事、健康状態、女性は家事、仕事が多くを占めています。
一番多い睡眠時間は6時間以上7時間未満。
6時間以下の睡眠が過去最多となった事はニュースにすべき点かもしれませんが、日本全体で睡眠時間が少ない事は周知の事実であり、目新しい事でもありません。
だらだら長時間労働が日本の現実
何故か「効率の良い人」よりも「頑張る人」が評価される日本。
しかも「頑張る」の物差しが「長時間労働」だから、仕事による睡眠不足は何ともなりません。
部署を挙げて定時に終わらせる為に、「不要な資料は作成しない」「不要な会議は開かない」等の努力が必要です。
就業時間内の密度を濃くし、定時になったら一気にオフに切り替える。
そんな職場を目指さなければなりません。
定時帰りを目指して濃密度な仕事を!
定時帰りは楽している様に思えるかもしれませんが、定時帰りでも文句を言われない程仕事をする必要があるので、逆に大変なんです。
雑談したりタバコを吸ったりしている暇なんてありません。
場合によっては、昼食の休憩時間も削る必要だってあるかもしれません。
日本は全く逆で、遅くまで働いていると「頑張ってるね」と評価されるから、本来の就業時間は雑談したりタバコを吸ったり密度の薄い仕事をしてしまう。
こんな風潮は無くさなければなりません。
更には、家に帰ってもパソコンを立ち上げて、夜遅くに来たメールにも返信する。
これが評価される限り、睡眠不足な世の中は続くと思います。
もっともっと啓蒙を!
仕事とプライベートのスイッチの切り替えが下手と言うよりも、常時オン状態が評価されるおかしな世の中の風潮。
家で仕事をする奴、遅くまで残って仕事をする奴、無駄な会議をする奴はダメな奴と言うレッテルをバシッ!と貼るべきです。
ドラマでも遅くまで残ってると「頑張ってるね」って描写がありますが、あんなの変えて「ダメな奴」で統一した方がいい。
仕事時間中にタバコ吸ったり雑談している奴をダメ呼ばわりした方がいい。
大きな流れを作るのはメディアの力が一番です。
ゴミのポイ捨てが減って街が綺麗になったのも、メディアを使って繰り返し啓蒙活動に励んできたからです。
厚生労働省は国民の健康を考えてこんなデータを公表するくらいなら、日本人の就労環境を根本的な意識から変える為の取り組みをした方が余程マシだと思います。
家事は分担する様に!
帰宅してから家事は奥さん任せ。
私は旦那様だから、一切やりません。
なんて考えも捨てましょう。
奥さんだけが睡眠不足で余裕がなくなり、精神的に辛くなってきて家族にきつく当たってしまうかもしれません。
実際そういう例は多々確認されています。
子供の不調を見てもらう為に病院へ行ったら、母親の睡眠時間を改善するように言われたとか。
家事を分担して、一家全員が7時間睡眠を確保できるようにする。
そうすると、気持ちに余裕もできますから子供の小さな事でイラつく事も無くなりますし、子供も必要以上にストレスを受ける事も無くなります。
マインドを変えて睡眠時間を確保しよう
こうなると、睡眠時間を確保するのに一番大切なのはマインド(考え方)を変える事だと思います。
仕事の対する向き合い方や家事に対する向き合い方を変える事は言うまでもありません。
睡眠に対する向き合い方も変える必要があります。
7時間睡眠を確保すれば、精神的に余裕ができるので大半の事が解決します。
という事は、先ずは「7時間睡眠をとる為にどうすればよいのか」を生活の中心に考えてみると良いでしょう。
貯金の様に、余ったお金を貯蓄に回す考えではいつまでも貯まらない様に、睡眠時間も余った時間を睡眠時間に充てる様では、いつまで経っても満足いく時間睡眠をとる事が出来ません。
先ずは睡眠の先取り。
余った時間でどの様に生活するかを考える様にしましょう。