中途覚醒はレム睡眠で眠りが浅くなった時に、覚醒まで至ってしまう状態です。
減少は中途覚醒ですが、様々な原因が存在します。
何事も原因を取り除けば対策となりますので、先ずはあなたの症状とその原因を把握する事が第一歩です。
中途覚醒の原因
中途覚醒には次のような原因が考えられます。
・寝酒
・睡眠時無呼吸症候群
・不適切な寝具
・周期性四肢運動障害
・ストレス
・頻尿
・加齢
それぞれを解説してゆきます。
寝酒
よく言われる事なので、ご存知の方も多いかと思いますが、寝酒は良くありません。
アルコールにあるエタノールは、飲酒後は眠気を誘うかもしれませんが、数時間後には覚醒させる方向に働きます。
寝酒をするくらいなら睡眠薬を服用する方が余程マシだと言われるくらいです。
寝酒をしていながら中途覚醒に悩む人は、先ずは寝酒を止めましょう。
寝酒を止めても睡眠が取れる様になってから、次に別の睡眠問題が発生するのかを改めて確認します。
寝酒をしないと寝付けない人は、徐々に量を減らしてお酒無しでも眠れるように習慣づける様にしましょう。
睡眠時無呼吸症候群
最近よく知られた症状で、睡眠中に呼吸が止まる症状です。
大きないびきをかいている人が、急にイビキが止まって呼吸をしなくなる症状で、本人には全く自覚が無い場合もあります。
この睡眠時無呼吸症候群はレム睡眠時に呼吸が止まりやすくなり、呼吸が再開する時に覚醒してしまいます。
睡眠時無呼吸症候群の怖い所は、睡眠だけの問題にとどまらないところです。
呼吸が止まると酸素濃度が下がり、呼吸が再開すると心拍数や血圧も急上昇する為、心臓や血管に大きな負担が掛かりますので、高血圧や不整脈などの要因ともなります。
この症状は、肥満や加齢による筋力低下により軌道が狭くなることが原因です。
睡眠障害だけでなく他の病気を併発する前に、医者へ掛かりマウスピース作ってもらうなどの処置を直ぐにするようにしましょう。
不適切な寝具
寝具が不適切で体に負担が掛かっていると、レム睡眠時に目が覚めてしまいます。
枕は好みがあると思いますので、どうも寝苦しくて気になるようでしたら、色々と試して買い替えましょう。
マットレスの場合も柔らか過ぎると腰に負担が掛かります。
ポイントは簡単に寝返りがうてるか否か。
長く使うものですし、睡眠と言う大切な時間の質を上げてくれる物なので、多少値が張っても良いものを購入するようにしましょう。
私は寝具の購入は、幸せへの投資と思っています
周期性四肢運動障害
夜寝ていて「ビクッ」っと筋肉が動く事ありませんか?
それが原因と気付く人もいますし、気付かすに目を覚ましてしまう人もいます。
これにより中途覚醒してしまう人は、自分で直す事は中々難しいようなので、医者へかかる様にしましょう。
「ドーパミン受容体作動薬」と言う薬により症状を改善させる事が出来るとの事です。
また、日常から鉄分を含む食材を積極的に摂るようにすると良いと「試してガッテン!」で言っておりました。
「しゃっくり脚症候群」と言う名前で解説されています。
⇒ ためしてガッテン公式サイト
ストレス
精神的ストレスを負っていると、睡眠時にも緊張状態が続きますので交感神経が働きます。
交感神経の働いている状態では質の良い睡眠を取る事は出来ませんので、目覚めやすくなってしまいます。
ストレスの原因を除去する事が出来れば一番いいのですが、現代社会ではそれも難しい話です。
私が推奨するのは、ストレスに打ち勝つ心を持つ事です。
少しのトレーニングで、不安や恐怖を無くす事が出来たら素晴らしいと思いませんか?
睡眠だけではなく、日常生活にも役立つ話です。
是非試してみてください。
関連記事:
・ストレスや緊張に打ち勝つ「不動心」を得る方法
・ストレスを睡眠に影響しない様にするには?
頻尿
寝る前に水分を取り過ぎると、トイレが近くなり目が覚めてしまいます。
特に歳を取ると膀胱に柔軟性が無くなるので、トイレに行きたくなると感じる事が多くなります。
生理現象な上、年齢によるものなので中々コントロールが難しいのが難点です。
高血圧の方などは逆に水分を控え過ぎると、朝方には血液ドロドロ状態で発作を起こす心配もあります。
一応夜の頻尿に良いと言われるサプリメントを紹介します。
■ 夜の頻尿に悩む方はこちら
⇒ 回数を減らしてぐっすりを目指そう【ノコギリヤシ350+ペポカボチャ】
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⇒ 中高年男性のスッキリを応援!ノコギリヤシサプリ
含まれるクラチャイダムと言う成分は男性の活力の源となる素材で、最近注目を集めている成分です。
加齢
上記のいずれにも当てはまらなかった人は、加齢が原因だと思います。
なにも変わらなくても、歳を取れば睡眠の質は落ちてゆきます。
20歳前がピークであり、その後徐々に睡眠の質は低下してゆきます。
40歳を超える頃には睡眠の質が落ちた事が、しっかり自覚できる人も多いと思います。
これは、睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンの分泌が、年齢を重ねる毎に減ってゆくからです。
この場合も年齢が相手では、打つ手がありません。
せめて毎日の生活リズムを整え、日中には程よい疲労を得る事が出来るようにし、就寝前の環境にも気を遣う様にしましょう。
若い時に何も考えずにできた事でも、歳をとると意識しなければできなくなってしまいます。
睡眠に適した生活リズムに関しては、次の記事を参考にしてください。
関連記事:
絶対熟睡できる生活スタイルはこれ!
また、睡眠サプリメントの作用を一番実感できるのも、この加齢による中途覚醒です。
悩んでいる方は試してみても良いと思います。
関連記事:
3種類の絶対お勧め睡眠サプリメントと選び方
睡眠薬には頼るな!
睡眠薬は最後の手段としては完全に効果の期待できる方法です。
何をやっても睡眠の悩みが解決されない場合には、医師に相談の上薬を処方してもらうと良いでしょう。
しかし、使用し続ける事で耐性ができ、徐々に量が多くなってしまったり、依存症により無しでは眠る事が出来なくなったりする様な副作用もあります。
長期服用を前提とするのではなく、短期間に抑える事が重要です。
先ずは生活リズムを整えて、睡眠の環境を整える事に加えてサプリメント等で睡眠のサポートを行い、睡眠の質自体を徐々に改善するように努力をする事から始めましょう。