カフェインが効かない理由と対処法

眠気が覚めないからコーヒーを飲もう。」

そういってボスはコーヒーを飲んでいました。

私も真似して眠い時にコーヒーを飲んでみるのですが、全く効きません。

昔から薄々感じていたのですが、人によっての差があるのか、私の脳の覚醒度が元々低いから、コーヒーくらいでは覚醒しないのか?

プチ悩みの原因でもありました。

しかし、遺伝的な原因で感受性に差がある様なので、一安心しました。

カフェインで眠気が覚めるメカニズム

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人が眠たくなるのは、睡眠物質が関係しています。

この睡眠物質は起きている限り蓄積され続け、その蓄積が上限に達する事で寝りに落ちます。

眠る事でこの睡眠物質は解消されますが、十分な睡眠を取る事が出来なければ完全に解消される事はありません。

睡眠が不十分だと残った睡眠物質を抱えたまま翌日を迎えますので、ドンドンと睡眠物質が蓄積され続けます。

これを睡眠負債と言います。

関連記事:
忙しくても睡眠時間は確保する!休日の寝だめが非効率な理由

具体的なメカニズム

睡眠物質は30以上知られておりますが、一番影響力が有るのは「アデノシン」と言う物質です。

アデノシンはアデノシン受容体と結合し、脳を覚醒させるドーパミンなどの神経伝達物質の放出を抑制します。

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(図引用元:筑波大学技術報告書

ATPアデノシン三リン酸と言う物質で、放出されるとリン酸を失いアデノシンとなり、アデノシン受容体と結合し興奮物質の量を抑制するシグナルを出し、ドーパミンなどの放出を抑えます。

左図の様に、ドーパミンなどの興奮物質の放出を抑える事で、脳の覚醒をコントロールしています。


しかし、カフェインはこのアデノシンと構造がよく似ております。

右図の様に、アデノシンがアデノシン受容体と結合する前に、カフェインが結合してしまいます。

カフェインは興奮物質の量を抑制するシグナルを出しませんので、ドーパミンやノルアドレナリンなどの放出が抑えられる事はありません

その為脳の覚醒が保たれて眠気を感じないでいられるのです。

遺伝により異なる感受性

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カフェインが効かないと言う人は、このアデノシン受容体の感受性が低い人です。

実際に民族によってもアデノシン受容体の感受性は異なり、アジア人は比較的カフェインの効き目が弱く、欧米やアフリカなどは効き目が強い事もわかっています。

この為、同じ日本人であっても全ての人がコーヒーで目が冴える訳では無く、私の様にコーヒーを飲んでも眠てしまう人が居ても、何らおかしくない話だったのです。


この説明からもわかると思いますが、効き目の無い人は感受性の問題で量の問題ではありません

なので、多量に摂取しても副作用の心配が残るだけで、眠気に関しては変わらないでしょう。

もちろんブラックで濃いコーヒーを飲んでも変わらないと思います。

効かないからと言って毎日大量のコーヒーを飲み続けると、軽い依存症になったりします。

カフェインが切れる時に集中力が切れたり、疲労を覚えたり、気が短くなったり、頭痛に悩む様な離脱症状を感じる事もありますので、大量に飲む事は控えるようにしましょう。

どうすれば目が冴えるのか?

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コーヒーで目が覚めない人はどうすればいいのでしょうか。

眠気の覚めるツボを押しましょうとかありますが、あんなの全く効きません。
(少なくとも私は。)

先ずは睡眠時間を確保する事と、睡眠の質を上げる事に真剣に取り組みましょう。

睡眠時間と質が改善できれば、睡魔も耐える事の出来るレベルになります。

または、可能であれば仮眠をとる

昼寝の後に20分程度の仮眠を取れば、午後の眠気ともサヨナラできます。

仮眠を取る事も出来ない?

そうであれば、無理やり交感神経を働かせる為にスクワットでもやってみたら如何でしょうか?

しかも筋肉がプルプルするくらい徹底的に。

効果の程は「?」ですが、やってみる価値は有るかもしれません。

こちらの記事も参考にしてみてください。

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昼食後の眠気の2つの原因

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